プログレッシヴロックバンド " MAU2/マウマウ " のオフィシャルブログ
2011年 09月 08日
画集『Close Encounters 2011 (毛利孝夫)』
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CGの画集である。
パソコン関連の本も執筆される毛利氏の初作品集である。

彼を知ったのは、彼のブログ『THRakaTTak』。
 http://magic-prog-papa.blogspot.com/

氏がプログレ評論をブログに書かれていて、
たまたまそれを読んだのが彼を知るきっかけとなった。
イ・プー(イタリアの国民的バンド)の初体験に相通じるものがあってメールを送り、
数度メールでのやり取りがある。

※ ブログとは別にプログレの名作を集めた”プログガイド100”も必見である。
 http://www.bekkoame.ne.jp/~mohri/index.html

さて画集である。

沈黙したクールな空間。
いや、かすかに聴こえるデジタル・シンセの包みこむようなパッド音が似合いそうな風景。
SE的なシーケンス音も聴こえてきそうだ・・・。

マチエールがほとんど無く、ツルンとした画風で、
CG的、あるいは写真的と言ってしまえばそれまでだが、
そこに展開される不可思議な空間は、見る者のイマジネーションを強く掻き立てる。
とにかく構図が素晴らしい。奥行きを感じる。そして物語を想像させる。

この画集の中で、ぼくは『決断の時(2011)』が特に好きである。

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全体的に薄暗いトーンの中、廃墟と思われる場所に男が一人。
微かな光が当たっている。男は宙に浮いた惑星を見ているのか?
惑星はラピュタのようにも見え、そこには塔が建っている。
男は昔そこに住んでいたのかもしれない・・・。
それとも誰かを待っているのか?

画面の中でちょっと気になるのは、惑星と男の間にある石柱の門に覗く青空のトーン・・・。
ここだけバックとの関連性が無く、データ処理を誤っているようにも思える・・・。
映像的には惑星にバックライトを当てて、男と惑星を少し強調し、
他は暗いトーンでまとめる手もあったようにも思う。
ただ作家的には意味があるのかもしれない・・・。
切り取られた青空はその男の希望の証か?

他にもいろいろ気に入った絵はあるが、
全体的なイメージやトーンは統一されていて、いずれも力作である。
個人的意見としては、プログレ・バンドのジャケット・イラストレーションにもぴったりに思える。
これからリリースを考えているバンドの方、
毛利氏にコンタクトをとってジャケットに使用する手はあると思う。

ちょうど現在、東京で個展開催中である。興味の有る方は是非!(無料)

■ 個展 「Close Encounters 2001 幻想絵画展」 ■
  
  期間:9/5(月)〜/18(日)
  時間:11:00〜17:00
  場所:グリーンプラザ新宿 B1ギャラリー
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by gwingermau2 | 2011-09-08 18:30 | アート


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