「ほっ」と。キャンペーン
プログレッシヴロックバンド " MAU2/マウマウ " のオフィシャルブログ
2013年 05月 30日
MIDAS 『 Touch The Clear Air 』
d0181930_11591097.jpg


今年2013年2月、MIDASが7枚目のアルバム『Touch The Clear Air』をリリースした。
スタジオ盤としては13年振りとなる待望の新作だ。

MIDAS(ミダス)と言えば、関西のみならず日本プログレ界の牽引的存在として、
30年以上活動を続ける由緒正しいバンドである。
また海外にも熱心なファンを持つ。

そのリーダー右遠氏とは、大阪ブランニューでの対バン以来意気投合し、
時々連絡をさせていただいている関係でもある。

そんなMIDASの新作。
ベースのスラップからはじまり、ヴァイオリンの刻みが聴こえた瞬間、
MIDASにしか出せない音空間が拡がる。

オーバーダビングを極力避け、メンバー4人の熱い息吹を感じる躍動感ある演奏。
特にリズム隊の強力なグルーブは魅力の一つだ。

それでいて、バロック音楽や室内楽を連想させる、
例えるなら、絹糸を幾層にも重ね織ったような重層的フレーズによる表現。
これは、ヴァイオリンとシンセが、時には弦楽的にハモり、
時には主旋律とバックに分かれ、サウンドに広がりを演出することによっている。

ヴィンテージ感のあるシンセやメロトロン、ヴァイオリンからは
PFMをはじめとする70年代ヨーロッパ・プログレの空気感、
また独特の歌のメロディラインからは80年代ジャパン・プログレのニュアンスも感じられる。

様々な要素がうまくミックスされ、現代の音となって紡ぎ出される。
この辺りがMIDASの音楽の特徴であり魅力であると言えるかもしれない・・・。

ジャズのテイストも入り多彩な展開が巧みな1曲目、
ヴァイオリンのメロディが美しい2曲目、
般若心経が意味深にさり気なく入った3曲目、
アルバム一番の聴きどころ、バンド自体が疾走し駆け抜けていく6曲目、
他、シンフォの醍醐味が十二分に味わえる作品群となっている。

6月1日(土)には、
吉祥寺シルバーエレファントにてアルバム記念ライヴも予定されているようだ。
ライブでは、アルバム以上にハードな音のMIDASに出会えるはずである。
[PR]

by gwingermau2 | 2013-05-30 12:15 | プログレCDレビュー | Comments(0)


<< あじさいの里      練習始まる >>