プログレッシヴロックバンド " MAU2/マウマウ " のオフィシャルブログ
2013年 07月 01日
ACROPOLIS 『Demonstration』
d0181930_12422467.jpg


ギタリストの中島勝氏からCDが届いた。

中島氏はHAMOSVORTEN(ハモスフォルテン)のリーダーで、
MAU2とは確か2度ほど対バンしたことがあり、結構知っている間柄。
その中島氏がハモス活動停止中に結成したバンドがACROPOLIS(アクロポリス)である。

ギターに中島氏、
ドラムにAin SophのTaiqui氏、
スティックにDerollinの松浦正平氏、
キーボードに酒呑童子のデューン田中氏、
そしてバイオリンに、元大阪フィル、
SNO(スコティッシュ・ナショナル・オーケストラ)メンバーであったKEIKO氏
という関西プログレ・オールスターの陣容である。いわゆるスーパーバンド。

民族音楽とクラシック音楽を融合させた新しいロックを目指し、
何度かライブをおこなった(名古屋でのライブはぼくも行った)後、
期間限定ということで、活動を終結させたとちょっと前に耳に入っていた。

正式なCDのリリースもなく、素敵なバンドなのにもったいなあと思っていた矢先、
このCDが届いたのである。

やはり正規版扱いではなく、中島氏が個人的に作ったものであるらしい。
一回限りのスタジオ・ライブで、一発録り、ダビングもないと裏ジャケに記してある・・・。
曲名もない・・・。



さて聴いていこう。

音が流れた瞬間、ハモスフォルテンの音楽の延長線上にある音楽というか、
いや、それをさらに発展させたスケールの大きな音楽がパッと広がる。

エレキ・ギターをナイロン弦でクラシック・ギターのように弾くのが
中島氏の最大の特徴であるが、
彼のクラシカルなギターと圧倒的に素晴らしいKEIKO氏のヴァイオリンを軸に、
哀愁を帯びたメロディ(例えるならヨーロッパ、ギリシャ、エーゲ海あたりであろうか)が絶品だ。
ヴァイオリンは、クラシック風~バロック音楽からジプシー風まで縦横無尽の活躍ぶりである。

1曲めは、全ての要素が詰まっていて、アクロポリスの代表曲といえそうなハードな曲。
ヴァイオリンが入った途端、別世界の音空間に連れていかれる。
これはオリジナル曲なのかな。かっこいい曲だ。

2曲めは、原曲はバッハだろうか。
麻薬のような哀愁マイナー4度下降コード進行に乗って、
プログレファンがいかにも好みそうな甘いメロディが続く。
最後にタンゴのリズムになるところはなんとなくハモスフォルテンにも通じる
(真面目だかギャグだかわかんないような)センスを感じる。

フロイドっぽく始まり民族音楽風な展開をみせる3曲め。変拍子のリフが面白い4曲め。

幻想的な5曲めは、ロドリーゴあたりをイメージさせる。これ原曲なんなんだっけかな?
スペインとかポルトガルあたりの田舎の情景が浮かぶ。

若干リズムのヨレやミスは気になるが、細かいことは置いといて、
各プレーヤーのソロが堪能できる6曲め。
メンバーのパッションが強く感じられ、ラストへ向けてどんどん盛り上がっていく。

ラスト曲は、中島氏お得意の超有名クラシック曲、
バッハ『管弦楽組曲第3番』、俗に『G線上のアリア』といわれる曲のカバー。
心洗われます。

最後に、とにかく全曲共メロディが哀愁帯びてて泣かせるので、何度聴いても飽きない。
ドラムの音が小さめで、リズムがビシビシという感じでなかったところがちょっと残念だけど、
こんな素敵な音楽聴かされたら、やっぱACROPOLIS復活願うしかないでしょ!

中島さん、よろしく!です!
[PR]

by gwingermau2 | 2013-07-01 21:35 | プログレCDレビュー | Comments(2)
Commented by ハモスなかじま at 2013-07-17 19:37 x
聴いて頂きまして、有難う御座いました、、、
至極恐縮しております、、、何かしら形になればと、次鳴る道を模索しておるところで御座います。もしかしたら、いつの日かアクロポリスが復活する日もあるかもしれないですしね!
Commented by gwingermau2 at 2013-07-18 12:22
なかじまさん、コメントありがとうございます!

おお!次なる道ですか!とても楽しみです。
アクロポリスの方向性ももちろん良いですが、
まったく違うっていう方向性も期待したいところです。


<< MAU2スペシャル2デイズ開催      あじさいの里 >>